10日の日本株式市場は、日経平均株価が反落し64,179.27円(-1.89%)で引けた。米国のイランに対する「自衛攻撃」が伝えられ、市場は中東情勢の先行きを不安視した売りが広がった。セクター別にはAI・半導体関連銘柄が広く売られて指数を押し下げた一方で、不動産や小売りといった内需株が個別に物色された。10日の米国市場は、主要3指標が揃って下落した。トランプ米大統領がイランに対する一段の攻撃を予告したことで投資家の心理を冷やした。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が3.57%下げるなどハイテク株に売りが広がったほか、工業セクターの下げ幅も大きかった。同日発表された5月の米消費者物価指数(CPI)はほぼ市場予想通りの結果で、年内の利上げ予測を加速させるものではなく、株式市場への影響は限定的だった。11日の日本市場は続落の見込み。中東情勢と米国市場のハイテク株安が重石になるとみられる。日経平均先物の夜間取引(大阪・6月限物)は前営業日比ー1,200円(ー1.86%)を見込む。(鈴木)