11日のドル円は小幅にドル高・円安となった。週末、米国が提案した終戦に向けた覚書に対するイランの回答について、トランプ大統領が「全く気に入らない」とコメントしたことを受けて、早朝にややドル買い優勢となった。ただ、その後は追加的な情報はなく、ベッセント米財務長官の来日を控えての思惑などもあり、157円30銭付近では上値の重さが見られた。本日、ベッセント米財務長官が高市首相や片山財務相など要人と会談予定だ。イラン情勢、外国為替相場、レアアース供給網強化などについて話し合われる公算。関連報道は波乱要因となるだろう。また、本日は米国の4月消費者物価指数(CPI)の発表も予定されている。ただし、年内の米金融政策に対する変更期待が大きく後退している中では、反応はある程度限定されると見る。この他、インドとブラジルでも消費者物価指数、豪州では4月NAB企業景況感指数、ドイツおよびユーロ圏では5月ZEW景況感指数など、他の国々でも重要指標が発表される予定。(石川)
本日の予想レンジ: 156.40‐157.80円