27日のドル円相場は小動き。前週末に期待されていたイランと米国の再交渉が行われず、週明けは「有事のドル買い」優勢でスタートしたが、「核開発問題を先送りした上で、米国がイランの港湾を出入りする船舶を対象にホルムズ海峡を解放するという条件で戦闘終結」という提案をイランが提示したとの報道があったことですぐにドルは売り優勢に転換した。しかし中東情勢の先行き不透明感が根強く意識される中でドル売りもさほど進まず、159円10銭前後では底堅さを見せた。本日も引き続き中東情勢関連の報道には注目が集まる。加えて、本日は日銀が金融政策を発表予定だ。今回の利上げは見送られる公算だが、6月の利上げ期待が強い中で、日銀からどれだけ踏み込んだ示唆があるかが注目される。同時発表の展望レポート、植田日銀総裁会見も含め、中東に関するリスクを強調すれば、ハト派色が強いとみなされ、円安が急激に進む恐れもある。日銀からどれだけタカ派色の強さをアピールできるかが焦点となろう。(石川)
本日の予想レンジ: 158.80‐160.50円