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Daily Market Report(日次)
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ソニーフィナンシャルグループ(株) Daily Market Report

issue date 2025年12月11日

ソニーフィナンシャル
グループ(株)
金融市場調査部

FOMCは無難に消化

為替

10日のドル円相場は下落。米連邦公開市場委員会(FOMC)において、市場予想通り政策金利を25bp引き下げて3.50‐3.75%とした。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は会見において、「インフレ率は依然としてやや高い」としつつも「雇用の下振れリスクは最近高まっているようだ」とコメント。今後についてはデータ次第としているが、市場では警戒していたほど利下げに消極的ではないと判断され、ドル円は155円80銭前後まで値を下げた。本日のドル円相場は材料消化感が広がる中で、比較的落ち着いた推移と予想する。ただ、米国では新規失業保険申請件数の発表が予定されており、悪化すればドル売りが強まろう。なお、本日はこの他、スイスとトルコの政策金利発表、豪州の11月雇用統計などの発表も予定されている。(石川)

本日の予想レンジ: 155.10‐156.30円

株式

10日の米国株式市場は主要3指数がそろって上昇。年内最後のFOMCは予想通り0.25ポイントの利下げを決定し、3会合連続の利下げとなった。パウエル議長は、関税による物価上昇圧力は一時的で、景気は今後力強さを増すとの見通しを示し、リスク選好を後押しした。一方で個別ではオラクルの決算に対し、AI投資の収益回収や信用力を巡る視点が改めて注目される流れとなった。本日の日本株式市場(12月11日)は上昇が見込まれる。FOMCの利下げ決定と、米景気見通しの改善が好感されよう。(宮嶋)

債券

米国債相場は上昇し、利回りは短期主導で低下。FOMC声明文の微調整で追加利下げに対する不確実性が示唆された一方、市場は2026年にさらに2回の利下げを織り込むなど、FOMCの過度なタカ派化は回避されたとの受け止めが広がった。本日の日本債券市場(12月11日)は上昇が予想される。米長期金利の低下と、FOMCの結果が過度にタカ派的ではなかったとの見方を背景に、買いが先行しやすい。20年債入札は高い利回り水準と割安感から無難以上の結果が見込まれ、相場の下支え材料となる公算。もっとも、来週の日銀会合では中立金利の説明に焦点が移っており、将来的な利上げ期待が意識される中で、上値を追う動きは限定的とみられる。(宮嶋)