1日のドル円は下落した。この日発表された5月米ADP雇用統計は、27.8万人増と市場予想(17.0万人増)を上回る結果に。結果を受けて、一時ドル買いが強まる場面も見られたが長続きせず、その後は下値を切り下げた。5月ISM製造業景気指数や新規失業保険申請件数が市場予想をやや下回ったことも重石となった。為替市場ではドルが全面安となる中、その他の通貨に対してもドル売りが進み、ユーロドルは1.0760ドル台、ポンドドルは1.2540ドル台まで上昇している。本日は、5月米雇用統計に注目が集まる。非農業部門雇用者数はADP雇用統計が強かっただけに、強い結果へのハードルが若干上がっている可能性がある。ただ、雇用者数自体はトレンドで見れば減速しており、単月の指標への注目度はそれほど高くない。失業率が明確に上昇するかや、平均時給が低下するかの方が、相場を動かす材料となりそうだ。米連邦準備理事会(FRB)高官の発言を受け、FF金利先物市場では6月の利上げ期待は2割程度まで後退している。弱い結果となった場合の、更なる利上げ期待の剥落余地は小さく、強い結果となった場合のドル買いの方が反応が大きくなりそうだ。(森本)
本日の予想レンジ:138.20-139.70円