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“Life Focus”事例発表会 ~「その方らしい人生」の実現のために

2025年09月16日

介護

ソニーフィナンシャルグループ(ソニーFG)では、グループのビジョンに「感動できる人生を、いっしょに。」を掲げています。ここには、お客さまに寄り添い、お客さまの「感動できる人生」を支える立場であり続けたいという思いが込められています。

ソニーFGで介護事業を担うソニー・ライフケアグループでは、事業コンセプトに“Life Focus”を掲げ、ご入居者の「その方らしい生活」を実現するために、各ホームのスタッフが、お一人おひとりの想いに寄り添ったさまざまな取り組みを進めています。同グループでは年に一度、“Life Focus”を体現した取り組みを共有する「事例発表会」を開催、「優秀事例」への表彰(Life Focus Awards)を行っています。

ナイトコンサート ナイトオペラ ナイトマジックショー ナイトコンサート ナイトオペラ ナイトマジックショー

事例発表会の様子。ホームで介護業務を行うスタッフからリモートで応援メッセージも


Life Focus Awards表彰選考のポイントは、

  • その方とご家族の声にどれだけ耳を傾けているか
  • その方とのコミュニケーションの図り方
  • その方にとっての感情(喜怒哀楽)を共有できているか
  • “Life Focus”実践前と実践後の経過・変化
  • ライフケアプランの立案内容
これらに鑑み、2024年度はグループ2社48拠点がエントリーし、全社員の投票結果による大賞受賞事例やカテゴリーごとの表彰が行われました。

今回はその中から、「Diamond Award」を受賞したソナーレ浦和、「みんなが選ぶ“Life Focus”大賞」を受賞したはなことば小田原の取組みについて、スタッフからのコメントを中心に紹介します。

〔Diamond Award〕ソナーレ浦和「思い出の西洋美術館に行く~お看取りからの再出発」

受賞者写真

美術研究家だったご主人と美術館通いをするのが楽しみだったとのライフアセスメントから、もう一度美術館に行こうとのライフプランを策定、ご入居当初お元気がなく、一時は看取りフェーズに入られたご入居者が、リハビリや食事量増加で活力を取り戻され、ついには思い出の地である上野・国立西洋美術館の観覧を果たされました。

“Life Focus”があるからこそ、看取りだからできることにチャレンジできた
受賞者写真

ソナーレ浦和
ライフマネージャー 並木 奈保子(写真左)
ケアスタッフ 高島 妙子(写真右)

「最期に“Life Focus”で何かをして差し上げたい」-- そんな思いが再出発へのきっかけになりました。最初の一歩は大好きだった鰻をもう一度楽しんでいただくこと。たとえ食事が摂れなくても、目で見て、香りを楽しんでほしい、そんなPA(パーソナルアシスタント)の願いが込められていました。

K様との関わりから学んだ、ユマニチュード®の力

K様との信頼関係を築くカギは、ユマニチュード®(*)の基本である「出会いの場」にありました。第一印象を大切にされるK様に対し、気持ちの良いノックや穏やかな表情での声かけ、落ち着いたトーンを意識。スタッフ全員で関わり方を統一し、自尊心を傷つけない言葉遣いにも配慮しました。拒否のない関わりが安心につながり、ケアの本質を見直す機会となりました。食事を召し上がらなくても、外気浴を日課にするなど「ご自宅と変わらない生活」が、スタッフ全員の支えによって実現しました。
こうした中、“Life Focus”の日 (月に1~2日、ケアスタッフが日常の業務から完全に離れ、ご入居者とじっくり向き合う日)に、これまで点滴だったK様が、うな重を召し上がり、スタッフ一同、驚きと感動であふれました。 この日を境に少しずつお食事を召し上がれるようになったのです。
「その方らしさ」を常に考えていた結果がこの事例につながりました。目標を持つことで変わっていくことを目の当たりにし、生きる目標の大切さをまさに感じました。

(*)ユマニチュード®...「人間らしさを取り戻す」という意味を持つフランス語の造語で、コミュニケーションを重視した認知症ケア技法。身体的接触や視線、言葉を使い、相手の尊厳を尊重しながら心のつながりを深めることを目的としている。

〔みんなが選ぶ“Life Focus”大賞〕はなことば小田原「私を看取ってね、お姉さん!Season 3~おかえりなさい…約束だもんね~」

受賞者写真

ご一緒に入居されたご主人をかいがいしい介抱にてお看取りされたのち、ご自身の急な発病で緊急入院。日ごろから「このホームで(スタッフの)中ノ森さんに看取ってほしい」とおっしゃっていたご入居者の思いに応えるべく、ホームスタッフが一丸となって困難を乗り越え、病院からホームへの復帰の受け入れを実行。ホームでの穏やかな生活で人生をまっとうされました。

積み上げた信頼と時間~日課のコンビニエンスストア通いが教えてくれたこと~
受賞者写真

はなことば小田原
ホーム長 三浦 好則(写真左)
ライフマネージャー 中ノ森 由季子(写真中央)
ケアスタッフ 谷 和代(写真右)

K様の日課である、ホーム近隣のコンビニエンスストア通い。何気ない会話が、やがてK様にとって「自分らしさを出せる時間」になっていきました。昔の話をふと語られたり、自然に笑みがこぼれたり。その瞬間の積み重ねが、信頼関係を築く大きな土台となっていました。K様にとってこの時間が一番の楽しみであり、大好きな店員さんとも会話が弾み、地域に支えられた生活が実現されていました。実は、K様とスタッフとの関係性をご覧になっていたコンビニエンスストアの店員の方が、ご自身のご両親を紹介してくださり、今では、はなことば小田原で生活されています。

個性と相性が生み出す、寄り添いのかたち

今回の事例は、ご入居者とスタッフの“個性”を生かした関係づくりが鍵となりました。恋人や孫のように接する人もあれば、少し距離を置きながら寄り添う関係性もあります。関わり方は一人ひとりが自然な距離感を大切にしていました。K様と中ノ森は、毎日「おやすみ」と挨拶を交わすのが日課でした。
また、ご入居者に合わせた対応は“Life Focus”の考え方にも通じます。スタッフは特別なことをしているつもりはなく、日常の中で寄り添い続けたことが、その積み重ねとなり、今回の事例に繋がりました。
些細な一言から「その方らしさ」を追求した結果が今回の事例につながり、介護は人の人生にふれる尊い仕事だと実感しました。

“Life Focus”を体現した事例を共有し、サービス向上に活用

事例発表会の場において、各ホームで“Life Focus”を体現した事例を共有することは、スタッフがご入居者との関わりをより深く考えるためのきっかけとなっており、一般的な介護のケアプランを超えた「ライフケアプラン」の作成や、各々のご入居者と触れ合う時の充実など、サービス向上に幅広く生かされています。

授賞式の写真
2024年度Life Focus Awards授賞式にて

※ HUMANITUDEおよびユマニチュードの名称、ロゴは、日本およびその他の国における仏国SAS Humanitude社の商標または登録商標です。
※各スタッフの役務やホームの状況などの記載内容は事例発表会時点のものです。


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