4日のドル円は上昇。米国の8月ADP雇用統計や、新規失業保険申請件数が市場予想より弱い結果となったことを受け、一時ドルが下押しする場面が見られた。ただ、利下げ期待の高まりにより米国株が上昇すると、為替市場ではドル買いが優勢に。ドル円は一時、148円30銭近辺まで上昇した。本日は、米国の8月雇用統計に注目が集まる。ただ、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)における利下げは完全に織り込まれているほか、12月までの2回の利下げも織り込み済みである中、一段と利下げ期待が高まるハードルは相応に高いと考えられる。なお、今朝方発表された日本の7月毎月勤労統計の現金給与総額は前年比+4.1%と市場予想(+3.0%)を大幅に上回る結果に。為替市場では円買いが強まっており、ドル円の上値の重さに繋がりそうだ。(森本)
本日の予想レンジ: 148.00-149.00円