1日のドル円相場はもみ合い。米国が祝日で市場参加者が少ない中、大きな方向感は出ず、147円ちょうどを挟んでの往来となった。本日はアジア市場中に日銀の氷見野副総裁の挨拶が予定されている。追加利上げに向け、どのようなスタンスを示すかが注目される。また、自民党両院議員総会も予定されている。参院選の総括が行われる予定であり、どのように石破首相ら執行部の責任が問われるのかが焦点だ。自民党総裁選の前倒しの可能性が高まれば、日銀の金融政策への影響を巡る思惑も交錯するとみられる。アジア市場中はこれら日本サイドの要因で神経質な値動きになりそうだ。また、本日は祝日明けの米国で8月ISM製造業景気指数など重要指標の発表も予定されており、併せて注目だ。欧州では8月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)の発表もある。(石川)
本日の予想レンジ:146.60‐147.70円