22日のドル円は下落した。前日までのドル売りの流れを引き継いだほか、7月リッチモンド連銀製造業景気指数が市場予想を大きく下回ったことが嫌気された。トランプ米大統領は今朝方、日本との関税交渉について合意に至ったと発表。相互関税を25%から15%に引き下げる一方、日本が米国に5500億ドル投資し、コメなどの農産品の市場を開放するという。発表を受け、ドル円は一時146円25銭近辺まで円高が進行したものの、その後は円が上げ幅を消す展開となっている。相互関税の合意内容については、今後の詳細が待たれるほか、市場が合意をどう受け止めるかにも注目だ。合意に至ったことが好感され、今後の他国との交渉も順調に進むのではないかとの思惑が強まれば、むしろドル買いが強まる可能性も。(森本)
本日の予想レンジ: 146.00-148.00円