6日のドル円は上昇した。この日発表された米国の5月雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比13.9万人増と市場予想(13.0万人)をやや上回る結果に。また、平均時給も前年比+3.9%と市場予想(+3.7%)を上回った。ADP雇用統計など、事前に米雇用の弱さを意識させる指標が続いていただけに、結果を受けて為替市場ではドル買いが優勢に。ドル円は一時145円台に乗せる場面も見られた。米中は本日よりロンドンで閣僚級の通商協議を開始する。何らかの進展があればドル買い・円売りが強まる公算だが、中国が安易に妥協する可能性は低く、交渉の行方は未知数だ。(森本)
本日の予想レンジ:143.50-145.50円