【参】マーケット情報:カテゴリ
マーケット情報Market Report
ページタイトル
Daily Market Report(日次)
お知らせ:表示

ソニーフィナンシャルグループ(株) Daily Market Report

issue date 2025年05月23日

ソニーフィナンシャル
グループ(株)
金融市場調査部

3回目の日米交渉へ

為替

22日のドル円は小幅高。日本の長期金利の上昇が連日続く中、欧州時間序盤にかけては142円80銭近辺まで下落する場面も見られた。ただ、その後は米国の5月総合PMIが52.1と市場予想(50.3)を上回ったことなどから、ドルの買い戻しが優勢となっている。一方、ユーロは下落した。5月ユーロ圏サービス業PMIが48.9と市場予想に反し節目の50を下回ったことが嫌気された。本日から26日にかけて、日米間では3回目の関税交渉が行われる。何らかの進展があるか見極めたい。また、複数の米連邦準備理事会(FRB)高官の発言も予定されており、今後の金融政策に関して示唆があるか注目だ。なお、今朝方発表された日本の4月消費者物価指数は市場予想とほぼ一致し、相場の反応は限られている。(森本)

本日の予想レンジ:142.50-144.60円

ドル円チャート(日足)
図表ドル円ひあしチャート
ドル円チャート
図表ドル円にっちゅうチャート
為替レート(NY市場引け値)
図表為替レート一覧

株式

22日の米国株式市場はまちまち。主要3指標のうちナスダックが小幅上昇もS&P500、ダウ平均がほぼ横ばい。押し上げ要因(米国長期金利低下やPMIの上振れなど)や押し下げ要因(財政赤字拡大懸念や一部税制優遇の打ち切りなど)があり、方向感のつかない展開だった。本日の日本株式市場はまちまちな米国株の動きを受けて方向感のつきにくい展開となりそうだ。(宮嶋)

日経平均株価
図表日経平均にっちゅうチャート
NYダウ
図表ニューヨークダウにっちゅうチャート

債券

22日の米国債券市場は上昇。減税案可決で金利は一時高騰もウォラーFRB理事が年後半の利下げを示唆したことで金利は低下傾向に。本日の日本債券市場も米金利下落を受けて上昇するだろう。ただ先ほど公表された4月の全国コアCPIは予想を上回る伸びとなったため金利押し上げ要因となりそうだ。一般サービス価格も小幅に加速した点はプラスだ。ただ昨日の野口審議委員が言及した2%の伸びには達していない。(宮嶋)

各国国債利回り(%)
図表国債りまわり一覧
【参】マーケット情報:関連情報