22日のドル円は小幅高。日本の長期金利の上昇が連日続く中、欧州時間序盤にかけては142円80銭近辺まで下落する場面も見られた。ただ、その後は米国の5月総合PMIが52.1と市場予想(50.3)を上回ったことなどから、ドルの買い戻しが優勢となっている。一方、ユーロは下落した。5月ユーロ圏サービス業PMIが48.9と市場予想に反し節目の50を下回ったことが嫌気された。本日から26日にかけて、日米間では3回目の関税交渉が行われる。何らかの進展があるか見極めたい。また、複数の米連邦準備理事会(FRB)高官の発言も予定されており、今後の金融政策に関して示唆があるか注目だ。なお、今朝方発表された日本の4月消費者物価指数は市場予想とほぼ一致し、相場の反応は限られている。(森本)
本日の予想レンジ:142.50-144.60円