15日のドル円は下落した。トランプ政権による円安是正圧力への懸念や、複数の米経済指標が市場予想を下回ったことによる米金利低下なども重石になった。ただ、前日にもサポートとなった145円50銭近辺では底堅さも見られている。本日は、日銀の中村審議委員の発言が予定されている。同氏はハト派と目されるため、利上げに慎重姿勢を示した場合の相場の反応は限られそうだ。また、本日は5月ミシガン大学調査の速報値も発表される。特に最近長期が上昇しつつある消費者の期待インフレ率の推移には注目したい。(森本)
本日の予想レンジ:145.00-146.50円