9日のドル円は下落した。2日にレジスタンスとなった146円ちょうど近辺ではポジション調整のドル売り圧力が強まり、アジア時間から欧州時間にかけて1円程度ドル安・円高が進行した。もっとも、145円ちょうど近辺では買い戻し意欲も強まり、その後はやや下げ幅を縮小して週末を迎えた。本日のドル円は、引き続き相互関税に関する報道に振らされる展開となりそうだ。10~11日にはベッセント米財務長官と何立峰副首相が協議を行った。ベッセント氏は「確かな進展があった」と述べており、週明けのドル円はリスクオンの円売りが優勢となっている。詳細は本日共同声明が公表される予定で、期待の持てる内容となればドル円も底堅い展開となりそうだ。(森本)
本日の予想レンジ:145.00-147.00円