28日のドル円は上昇。このところ下落基調にあった米株価が反発する中、この日はリスクオンの円売りが優勢に。もっとも、151円ちょうど近辺では上値の重さが目立っている。3月4日にカナダとメキシコに対する米国の関税発動を控える中、これを警戒したドル高が進行した可能性もある。ドル円は昨年12月3日にサポートとなった148円台半ばで下支えされており、一旦反発の様子も見られている。ただ、米経済への懸念が燻る中で、ドル買いが一方的に進行する可能性は低い。5日の内田日銀副総裁の発言にも注目が集まる中、本日のドル円は様子見ムードの強い1日となりそうだ。なお、本日は2月米ISM製造業景気指数の発表などが予定されている。(森本)
本日の予想レンジ:150.00-151.50円