26日のドル円相場は横ばい圏での推移。米半導体大手エヌビディアの決算前に金融市場全体で手控えムードが広がる中で方向感欠いた。一方、ユーロドルは反落。終日ポジション調整などにより乱高下したが、トランプ米大統領が欧州連合(EU)からの輸入品への関税について「25%だ。すぐに発表する」と述べたことで、売り優勢で終わった。一方、メキシコペソとカナダドルは一時反発。トランプ米大統領が両国に対し賦課するとしていた関税について、さらに4月2日まで延期するとしたことが背景。ただし、詳細不明の中でその後も不安定な値動きが続いた。本日の米国では複数の主要指標の発表が予定されている上、要人発言の機会が多い。さらにトランプ米大統領の関税に関する発言など波乱要因も発生し得る状態であり、ドル円は引き続き神経質な値動きを予想する。足下、148円台半ばで底堅い推移となっているが、これを割り込むとテクニカル面でも下押し圧力が増す可能性があり、要注意だ。(石川)
本日の予想レンジ:147.60-150.00円