24日のドル円相場は小じっかり。週明けは149円台前半でスタートし、日本勢が祝日で不在の中、アジア市場中に一時148円80銭台まで下値を切り下げた。ただ、昨年12月3日の安値148円60銭台が意識される中で一旦買い支えられ、149円台後半まで値を戻した。ユーロドルは、週末の独選挙の結果が市場予想の範囲内だったことを受け、アジア市場中は上昇した。ただ、連立交渉やその先の財政問題など政局の先行きは不透明感が強く、欧州市場に入ると上げ幅を縮小。カナダドルは本日早朝、トランプ大統領がカナダとメキシコへの追加関税賦課について「予定通り進められている」と発言したことを受けて下落する様子が見られた。本日の米国では2月消費者信頼感指数や2月リッチモンド連銀製造業景気指数等重要指標の他、要人発言の機会が多く予定されており、手掛かり材料は多めだ。トランプ大統領の動向も含め、ドル円相場は149円台で足場を固められるか注目される。下値を攻める場合は148円60銭でサポーとされるかが焦点だ。欧州ではシュナーベルECB専務理事や、英中銀(BOE)ピル金融政策委員の講演予定もある。(石川)
本日の予想レンジ:148.60-150.50円