23日のドル円は下落した。この日発表された米国の新規失業保険申請件数が市場予想をやや上回ると、ドル売りが優勢に。その後は一時持ち直す場面も見られたが、トランプ米大統領がダボス会議で米連邦準備理事会(FRB)に利下げを求めると発言すると、再び売りが優勢に。今朝方にかけては155円台後半まで売りが強まっている。本日は、日銀の金融政策決定会合に注目が集まる。先週の日銀正副総裁の発言以降、市場では25bpの利上げが確実視されており、利上げ自体に対する相場の反応は限られる公算。展望レポートや植田総裁の記者会見で、次の利上げに関する何らかの示唆があるか要注目だ。また、本日はユーロ圏、英国、米国の1月PMIの発表も予定されている。日銀通過後は、再び米国経済の行方を睨みながらの展開となる見込み。(森本)
本日の予想レンジ:155.00-156.50円