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Daily Market Report(日次)
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ソニーフィナンシャルグループ(株) Daily Market Report

issue date 2025年01月07日

ソニーフィナンシャル
グループ(株)
金融市場調査部

関税巡り一喜一憂

為替

6日のドル円は急落後下げ幅を消す展開となった。米ワシントンポストはこの日、トランプ次期大統領は関税導入を巡り、公約に掲げていた通りの一律ではなく、対象を重要な品目に絞ることを検討していると報じられたことから、インフレへの懸念が後退。ドルが全面安となった。もっとも、トランプ氏がその後、この報道を否定すると、下げ幅を縮小。ドル円は往って来いの展開となった。本日は米国の11月JOLTS求人件数、12月ISM非製造業景気指数が発表される。雇用、サービス業共に今後の米国経済を見極める上で要注目だ。このほか、ユーロ圏では12月消費者物価指数(HICP)の発表も予定されている。(森本)

本日の予想レンジ:157.00-158.50円

ドル円チャート(日足)
図表ドル円ひあしチャート
ドル円チャート
図表ドル円にっちゅうチャート
為替レート(NY市場引け値)
図表為替レート一覧

株式

6日の米国株式市場は上昇。主要3指標とも上昇。台湾のEMS大手企業のホンハイの4Q決算がAI需要向け中心に好調だったことを受け、エヌビディアなど半導体関連銘柄が好調。トランプ関税が重要セクターに絞られるとの報道(ただしトランプ氏はこれを否定)により金利の上値が抑えられたことも好材料に。本日の日本株式市場は、米国株の上昇を受けて半導体銘柄などに買いが先行しそうだ。(宮嶋)

日経平均株価
図表日経平均にっちゅうチャート
NYダウ
図表ニューヨークダウにっちゅうチャート

債券

6日の米国債券市場は下落。10年債利回りは4.6%前後。トランプ関税が重要セクターに絞られるとの報道を受けてインフレ期待が低下して買いが先行。ただしその後にトランプ大統領がこれを否定したことから、金利は再び上昇。全体としては往って来いに近い展開に。本日の本邦債券市場は売りが先行するだろうが、10年債入札では投資家需要が出てくるとみられ、金利の上値は抑えられる可能性がある。(宮嶋)

各国国債利回り(%)
図表国債りまわり一覧
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