20日のドル円は小幅安。一時157円90銭台と、7月以来の高値水準まで上昇するも、その後は重要イベント消化後かつクリスマスを控え、じわりポジション調整のドル売りが優勢となった。なお、この日発表された米国の11月PCEデフレーターが、総合が前年比+2.4%、コアが+2.8%と市場予想(それぞれ+2.5%、+2.9%)を小幅に下回る結果となったことも、ドル売りを促した。本日は、12月米コンファレンスボード消費者信頼感指数の発表が予定されている。景況感に加え、雇用の情勢に関する結果にも注目だ。ただ、クリスマス休暇に入る市場参加者も増える中、指標の市場予想との大きな乖離や突発的なヘッドラインが出ない限りドル円のボラティリティは小さなものとなる公算。(森本)
本日の予想レンジ:155.80-157.00円