2日のドル円は上昇後反落。アジア時間には前週の反動で買戻しが優勢となり、一時150円台後半まで上値を切り上げる場面も見られた。ただ、その後は米金利が反落した影響でドル売りが優勢となり、一時149円10銭近辺まで下落した。なお、この日発表された米国の11月ISM製造業景気指数は、48.4と市場予想(47.5)を上回る結果に。内訳をみると、新規受注や雇用が予想を上回り前月から大きく改善した一方、支払価格は予想を大きく下回るなど、景気の回復とインフレ圧力の減衰を示唆する内容となった。本日のドル円も、日銀の12月利上げへの期待がある中で上値の重い展開が続きそうだ。本日は、米国の10月JOLTS求人件数が発表される。市場では前月から改善が予想されており、強い結果となれば一旦はドルの買戻しが強まる公算。もっとも、金曜日の雇用統計を前に値幅は限られよう。(森本)
本日の予想レンジ: 148.70-150.50円