10日のドル円は下落した。この日発表された米国の9月消費者物価指数(CPI)は、総合指数が前年比+2.4%、コア指数が+3.3%と市場予想(それぞれ+2.3%、+3.2%)を上回る結果に。結果を受けて、ドル円は一時急騰する場面も見られた。ただ、市場予想との乖離幅が僅かだったことや、同時に発表された新規失業保険申請件数は市場予想より弱い結果となったことなどから、その後はドル売りが優勢に。ドル円は148円台半ばまで下落している。ドル円は150円を目前に上値の重さが確認された格好だが、本日は注目のCPIを消化し、様子見ムードの強い1日となりそうだ。本日は、9月生産者物価指数(PPI)の発表が予定されている。予想より強い結果となれば、ドルの買戻しがやや強まる可能性も。(森本)
本日の予想レンジ:147.70-149.50円