9日のドル円は上昇。週明けのアジア時間早朝には、前週からの流れを引き継いで一時142円ちょうどを割り込む場面も見られたが、6日に引き続き同水準がサポートとなると、その後は反発。欧米株価が反発する中で円売りが優勢となると、一時143円台後半まで上値を切り上げた。もっとも、水曜日に発表される米消費者物価指数(CPI)を見極めたいとの思惑から上昇は長続きせず、6日高値の144円近辺には届かずに失速。その後は143円近辺でもみ合う展開となった。本日のドル円も、翌日に米CPIの発表を控える中で、方向感の出難い展開となりそうだ。なお、本日は英国で8月雇用統計が発表される。賃金が高止まりする中で、失業率は前月から低下することが予想されており、強い結果となればポンド買い要因となろう。(森本)
本日の予想レンジ:142.00-144.00円