【参】マーケット情報:カテゴリ
マーケット情報Market Report
ページタイトル
Daily Market Report(日次)
お知らせ:表示

ソニーフィナンシャルグループ(株) Daily Market Report

issue date 2024年09月10日

ソニーフィナンシャル
グループ(株)
金融市場調査部

米CPI控え様子見か

為替

9日のドル円は上昇。週明けのアジア時間早朝には、前週からの流れを引き継いで一時142円ちょうどを割り込む場面も見られたが、6日に引き続き同水準がサポートとなると、その後は反発。欧米株価が反発する中で円売りが優勢となると、一時143円台後半まで上値を切り上げた。もっとも、水曜日に発表される米消費者物価指数(CPI)を見極めたいとの思惑から上昇は長続きせず、6日高値の144円近辺には届かずに失速。その後は143円近辺でもみ合う展開となった。本日のドル円も、翌日に米CPIの発表を控える中で、方向感の出難い展開となりそうだ。なお、本日は英国で8月雇用統計が発表される。賃金が高止まりする中で、失業率は前月から低下することが予想されており、強い結果となればポンド買い要因となろう。(森本)

本日の予想レンジ:142.00-144.00円

ドル円チャート(日足)
図表ドル円ひあしチャート
ドル円チャート
図表ドル円にっちゅうチャート
為替レート(NY市場引け値)
図表為替レート一覧

株式

9日の米国株式市場は上昇。主要3指標とも上昇した。先週末の大幅安の反動による買いが入ったとみられる。Appleが新型iPhoneを発表し、生成AI搭載モデルがリリースされる見込みとなったが、株価には大きな変動はなかった。本日の日本株式市場は、米国大統領選候補者の討論会や明日の米国CPI発表を前に様子見姿勢となるだろう。(宮嶋)

日経平均株価
図表日経平均にっちゅうチャート
NYダウ
図表ニューヨークダウにっちゅうチャート

債券

9日の米国債券市場は小動き。10年債利回りは3.7%台のままとなった。特に大きな材料はなく概ねレンジ圏内の動きとなった。本日の日本債券市場も5年債入札以外は特に大きな材料はない。昨日の景気ウォッチャー調査では8月分の企業景況感が公表されたが、米国雇用統計ショックを受けても特に大きな変化はなく、今のところは日銀の見通し通りの推移と言える。ただ、同調査は中小企業中心のため、海外経済や金融市場の影響をよりダイレクトにうける大企業の動向にも注目すべきだろう。(宮嶋)

各国国債利回り(%)
図表国債りまわり一覧
【参】マーケット情報:関連情報