1日のドル円は上昇後上げ幅を消す展開に。この日発表された2月米製造業PMIの改定値が上方修正されたことなどを受け、一時150円70銭近辺まで上昇した。だが、その後発表された2月米ISM製造業景気指数が47.8と市場予想(49.5)を下回ったことが判明すると反落。特に内訳項目を見ると雇用が予想を大きく下回っており、米国の雇用の逼迫緩和が進んでいる可能性が示唆された。このほか、2月ミシガン大学消費者マインドの確報値が下方修正されたこともドルの重石となった。ドル円は150円を挟んでの膠着状態が続いているが、本日は特段重要な経済指標の発表は予定されておらず、同様の傾向が続く公算が大きい。150円を割り込むと押し目買い意欲も強まりそうだ。(森本)
本日の予想レンジ:149.50-150.90円