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積み立て3商品による子ども支援
お客さまと取組む社会貢献

2024年10月31日

銀行

ソニーフィナンシャルグループで銀行事業を営むソニー銀行は、持続可能な社会の実現に向けた取組みの一環として、次世代を担う子どもたちを支援する活動を積極的に行っています。

そのひとつが、お客さまがソニー銀行で積み立て商品のご利用を開始すると、ソニー銀行が子ども支援を行う団体に寄付をする取組みです。2024年4月に発表した「積み立て3商品による子ども支援」、また、それ以前に実施していた「子ども支援ファンド寄付付き円定期」について、担当者の視点を通じてご紹介します。

金融サービスを通じた社会貢献とはなんだろう

担当者写真
ソニー銀行 商品企画部 外貨サービス推進課 古口 勝久

ソニー銀行は2021年6月に開業20周年を迎えることができました。このタイミングで、ソニー銀行からお客さまへの感謝の気持ちをお伝えするために、さまざまな施策やキャンペーンを展開しました。
その中で検討したのが、「金融サービスを通じて何か社会貢献ができないか」ということです。この結果、現在の「積み立て3商品による子ども支援」の前身となる「子ども支援ファンド寄付付き円定期(本企画は終了しています)」が考案されました。

この企画は、ソニー銀行が単体として行うサステナビリティ活動ではなく、お客さまと“ともに”社会貢献活動に取組むという発想から生まれました。「銀行」がお客さまに提供できる付加価値を考えると、どうしても金利やキャンペーンなどが先行しますが、これらに留まらず、お客さまに賛同いただける社会貢献活動を商品と結びつけるような、新たなアイデアを探りました。

こうして考案した「子ども支援ファンド寄付付き円定期」は、期間中に新規にお預け入れいただいた3年もの円定期預金に対し、毎年3月末時点の対象商品残高に0.04%を乗じた額をソニー銀行が負担し、満期を迎えるまでの3年間、「子どものための災害時緊急・復興ファンド」に寄付を行うという内容でした。

「子どものための災害時緊急・復興ファンド」は、2016年に公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンとソニー(株)(現ソニーグループ(株))が、自然災害や人道危機に直面した子どもたちを支援するために設立したファンドです。一定以上の資金が常に準備されているので災害発生直後に迅速な支援を開始できること、また、日本国内だけでなく世界各地の災害も支援対象としているのが特徴で、ソニーグループの一員としてもこの活動を支援したいと考えました。


避難所で子どもと触れ合う職員
© Save the Children
緊急子ども用キットの避難所での配布

当初は、「子ども支援ファンド寄付付き」とした同企画の対象期間を半年間(2021年10月~2022年3月)と限定していたのですが、お客さまからの反響も大きく、長期に継続した支援とするべきでは、という社内での協議もあり、2022年6月にも2回目となる同様の取組みを実施しました。

対象の金融商品を拡大、対象期間も撤廃して、よりサステナブルな支援へ

担当者写真

「子ども支援ファンド寄付付き円定期」には、たくさんのお客さまからお申し込みをいただきました。2回目の施策をいったん、2024年3月をもって終了し、新たに企画したのが「積み立て3商品による子ども支援」です。

「子ども支援ファンド寄付付き円定期」と、改めて企画した「積み立て3商品による子ども支援」の違いは、大きく分けると2点あります。
1点目は対象の金融商品です。「子ども支援ファンド寄付付き円定期」では対象商品を円定期預金に限定していましたが、これを積み立て3商品(円預金・外貨預金・投資信託)に拡大し、お客さまが各商品の積み立てを初めて開始すると、ソニー銀行が50円(3つの積み立て商品開始でおひとりにつき最大150円)を「子どものための災害時緊急・復興ファンド」に寄付する形に変更しました。

ソニー銀行にはファミリー層のお客さまも多く、ご家族のため、あるいは次世代を担うお子さまのための資産形成に対する関心が高まっていることを受け、より多くのかたが選びやすい商品にしたいと考えました。また、ファンドに寄付するための特別な手続きは必要なく、積み立て商品は少額からでも申し込めるので、いろいろな立場のお客さまに参加いただける内容になったと感じています。

2点目は対象期間を撤廃したことです。「子ども支援ファンド寄付付き円定期」では半年間としていた申込期限を撤廃することで、ソニー銀行としてもこの支援活動を長期的に継続していくという意志を表す機会にもなりました。

活動を知ってもらい、支援の輪を広げていきたい

担当者写真

「積み立て3商品による子ども支援」を開始した際は、お客さまが預金などを開始することが子ども支援につながることを知ってもらい、支援の輪を広げていきたいという思いから、ソニー銀行の公式サイト公式ブログで積極的な告知を行いました。その後も継続的な情報発信を心掛け、活動の認知度を高める努力を続けています。

「子どものための災害時緊急・復興ファンド」をソニーとともに設立した公益法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、その活動理念がソニー銀行の理念と一致していること、特に子どもたちを支援する点を重視している部分に、大きな意義を感じています。今後も連携を続け、同ファンドの活動に継続的な支援を行ってきたいと考えています。

少し観点が変わりますが、最近の学生の皆さんは、企業のサステナビリティ活動に対する関心が非常に高いという印象があります。ソニー銀行ではほかにも、さまざまなサステナビリティ活動を行っていますので、将来的に共に働く可能性のある学生の皆さんにもぜひ、当社の活動に興味を持ってもらえたらうれしいです。

住宅ローンでのサステナビリティ施策も~社員向けサステナビリティ勉強会を開催

勉強会の様子'

ソニー銀行では、今回の「積み立て3商品」以外にも、住宅ローンの本審査申し込みに係る書類をオンラインでアップロードいただくと、お客さまのお申し込み1件につき50円を、ソニー銀行から公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)の「気候・エネルギープロジェクト」へ寄付するという取組みも行っています。社内でも部署が違うとそれぞれの取組みを十分知っているわけではないため、住宅ローン担当者と共同で社内勉強会を行いました。それぞれの企画の背景やリリースまでのプロセス、各部署での課題感を、部署を横断して共有する場となり、有益な機会だったと感じています。


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